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こんにちは。市田駅前どうぶつ病院です。

 

5月に入り、日差しが強くなってきましたね!

ぽかぽか陽気は動物にも気持ちがいいようで、

日向ぼっこしている野良猫ちゃんも最近はよく見かけます。

 

さて、今回は、最近の症例をすごく簡単にご紹介いたします(・∀・)

 


CASE.1

鉤虫症

 

犬。2ヶ月齢。未去勢♂。

鮮血の混ざった下痢嘔吐を主訴に来院されました。

また、それらから虫体(1~2㎝程)も出てきたとのことでした。

 

脱水があり体温も低く、可視粘膜は蒼白で、

一般状態は悪く、かなり衰弱している様子。

 

便検査をしてみると・・・

 

鉤虫2

 

それを拡大してみると・・・

 

鉤虫

白い矢印:鉤虫卵

こんな虫卵が多数検出されました。

血便や嘔吐等を引き起こす寄生虫で

子犬に感染した場合、

輸血等が必要になることや重症化して命に関わることもあります。

 

子犬・子猫は飼い始めたら、まず一度は便検査をしてみると

いいかもしれませんよ★

 

「ウチのペットの便の調子が最近よくない・・・」

とお困りの飼い主様は、

当院までご相談ください(*^-^*)

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こんにちは。市田駅前どうぶつ病院です♪(^^)

 

さて、今日は最近の症例を簡単にご紹介いたします。


 

CASE.1 膿胸

 

猫、14歳11ヶ月齢、去勢♂、主に室内飼育。

FIP陰性。FIV/FeLV陰性。混合ワクチン接種歴あり。

食欲減退、元気消失を主訴に来院されました。

 

来院時は、目も虚ろで、一般状態は悪く、

何より呼吸が苦しそうな様子で鳴き声もうまく出ない様子。

聴診や打診をしても

心音や肺音がなんだか音が濁っていてクリアに聴き取れません。(^_^;)

 

そーっと検査室に運び、レントゲン検査をしてみると…

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通常なら肋骨に包まれるように位置する肺は、
レントゲン上では黒く見えるはずですが・・・
真っ白!!⚡

 

胸腔内に水が溜まっていて、呼吸をしてもほとんど肺が膨らんでいません 😯 💦

これでは、かなり辛かったと思います。

 

緊急的に胸腔に針を刺して液体を抜きました。

そして抜けてきた液体の一部がこれです。

 

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白い粒々(細胞片)をたくさん含んだ化膿性滲出液。
膿の強烈なニオイがしました(;^ω^)

 

詳しく成分を調べてみると、細菌と白血球だらけ!

膿胸」と診断。細菌培養、感受性試験等も追加で行います。

そしてそのまま猫ちゃんは入院となりました。

 

入院中に胸腔ドレーンを設置し、何度も何度も胸腔内を洗浄。

検査結果がでるまでは抗生物質の多剤併用をしていきました。

 

胸腔内の液体貯留がなくなり、

顕微鏡下で細菌が認められなくなったところで

設置してあった胸腔ドレーン抜き、無事退院 🙂 ✨

 

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肺が黒く見えるようになりました★
新たな液体貯留もなさそうですね😊

 

退院後の現在、このネコちゃんは定期的な通院治療中ですが、

肺もかなり膨らむことができており、何より、調子がかなりいいみたい。

来院時も元気に鳴いてくれていました♪

 

処置が少しでもおくれると死に直結することも十分ありますので、

「ペットの様子がいつもより何か変だな・・・」という違和感があったら

すぐに当院、もしくは、かかりつけの動物病院さんにご相談ください!

飼い主様のその直感を大事にして下さいね💡

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こんにちは。市田駅前どうぶつ病院です(^^)

今回は、ヘルニアについての記事になります 。

 

ヘルニア」と聞くと大抵の方は椎間板ヘルニアを想像しますよね!!

しかし、「ヘルニア」とは突出・脱出した状態を指す言葉なので、

その飛び出ているモノや場所によって名前が変わってきます💡

 

・椎間板が飛び出ていたら「椎間板ヘルニア」

・横隔膜から飛び出ていたら「横隔膜ヘルニア」

・おへそが飛び出ていたら「臍(さい)ヘルニア」いわゆるデベソってやつ。

実はこんな感じでいろいろと名前がついているんです(・∀・)

 

そして先日は、

鼠径ヘルニアの整復手術をさせて頂きました。

 

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鼠径ヘルニア整復前。
筋肉の隙間(ヘルニア孔)から腹腔内組織(大網)が股の部分に逸脱した状態。

 

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鼠径ヘルニア整復後。
膨らみもなくなり乳頭の位置も元通りに。(^^)
抜糸までは1週間ほどかかります。

 

5㎏近くあるメスのチワワのワンちゃんだったので、

妊娠や子宮疾患あるいは肥満により再発する可能性があること等は

事前にオーナー様とご相談の上、手術させて頂きました。

また、術後しばらくは安静にして腹圧がかからないようにとの指導も

させて頂きました。

 

今回のように、外から見てわかる「ヘルニア」もあるので、

気になった方は是非、当院までご相談下さいませ(*^-^*)✨

 

この時期、狂犬病予防注射(集合注射・院内注射)

フィラリア予防薬についてのご相談が増えてきます。

ご不明な点やご心配等ございましたら、

当院を含めお近くの動物病院さんに一回相談してみるといいですよ(^^♪