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先日、交通事故に遭ったネコちゃんが運び込まれた時のはなしです。

 

来院時、目立った外傷はありませんでしたが、既に相当なショック状態にあり、

検査を進めると、腸骨骨折、仙腸関節の脱臼、恥骨骨折など

主に、骨盤に重度のダメージがあることが判明。

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レントゲン画像の一部。
骨盤骨折のため身体がややローリングしている。

同時に、排尿障害等も認められたので、

骨盤腔内の臓器自体にも相当なダメージがあるようでした。

 

すぐに治療を開始し、

その間、ご家族はネコちゃんの名前を呼び続けていらっしゃいました。

すると、ネコちゃんもその呼びかけに全力で応えるように、

か細い声でしたが鳴いたり、首を動かしていました。

 

しかし、治療の甲斐なく、ご家族全員に見守られる中、

安心した表情でこのネコちゃんは17年の生涯に幕を閉じました。

 

すると、ネコちゃんに寄り添っていた小さなお子さん2人は、

愛猫との突然の別れに声を上げて泣き出してしまいました。

交通事故というショッキングな原因だったので、

そのお子さん達に残った心の傷は

深いものになってしまったかもしれません。

 

小動物の臨床獣医師は、こういった別れに直面する機会が多い仕事です。

でも、それをただの仕事と思うことは決してありません。

 

「ペット」がいて、「ご家族」がいて、「獣医師」がいる。

必ずあいだには「ご家族」がいるのです。

だからこそ、最愛のペットを失ったご家族の

心のケアが大切になるのだと思います。

そのペットとの思い出が、楽しいものになるか、悲しいものになるかは、

獣医師のかける言葉ひとつで変わってしまうかしれないのです。

 

今回の出来事は、私にとって、

大切なことを再認識させてくださる出来事でした。

 

 

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さて、飼い主の皆様にとって、「安心できる病院」とはどのような病院でしょうか。

・病気を治してくれる病院

・説明が丁寧な病院

・手術がうまい病院

・スタッフが大勢いる病院 などなど...

「安心できる病院」にはいろいろあると思います。

当院は、いつも清潔な病院もその内のひとつではないかと考えています。

 

当院は、毎日のモップ掃除や椅子・ドアの除菌などの他に、

必ず毎週1~2回、床を隅から隅まで雑巾による手拭きを行うことを継続してきました!!

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…全然すごくないと感じる方もいますよね。(^^;

でも、これって意外と大事なんです!!

 

ワンちゃんやネコちゃんは病院の床を歩きますよね。

それと同じ目線で清掃することに意味があると思いませんか。

 

動物病院は、たくさんの動物や人が出入りする場所なので、

誰かの落とし物があるかもしれませんし、薬品や針などの危険物も置いてあります。

もし床に危険物が落ちていて、それを動物たちが舐めたり飲み込んでしまったらどうでしょうか。

 

こんなことが絶対に起こらないように、当院では、体勢を低くして

動物の目線での清掃を徹底しているのです。

 

これからも、ご安心してご来院くださいね★

 

手術室

先日、一部の院内設備を更新いたしましたのでこの場でご紹介いたします。

 

新たに導入した機械は、去勢・避妊などの一般的な手術はもちろんのこと、

歯石除去や内視鏡検査等までの麻酔を必要とする処置の際にも活躍する

生体モニター「バイオスコープ AM130 TYPE E(FUKUDA M.E社製)」です。

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当院で使用していた従来の生体モニターよりも、

はるかに多くの情報をリアルタイムで表示することができ

麻酔下における全身状態を把握するうえで、かなりの優れものです。

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画面には、こんなにも一度に多くの情報・数字が
色分けされることで見やすく表示されます。

この生体モニターの仲間入りにより、

私も更に安心して手術に臨むことができるようになりました!

この機械は、当院が掲げる「安全な麻酔管理」に十分活躍してくれそうですね。

 

麻酔管理体制についての詳細は、

右記の当院HP「Q&A Q.8」部分をご覧ください。(コチラ

 

麻酔について不安をお持ちの飼い主様は多くいらっしゃいます。

そして、その不安を少しでも取り除くことも、私たち獣医師の使命であると考えております。

この最新型の生体モニターの導入が、その不安を取り除くひとつの要素になれば幸いです。

 

(画像元フクダ エム・イー工業株式会社