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意外と多い!?腎臓病

こんにちは。2月に突入しましたね。

あ~、月日が経つのが早いなあ~(+_+)

 

以前にも、2月の休診日情報はお知らせしましたが、

まだ読んでいない方はコチラの記事をご覧ください。


 

今日は腎不全(腎臓病)のお話を

Q&A方式で簡単にご説明していこうと思います。

 

Q.腎臓ってどんな臓器なの?

A.お腹の中に左右1つずつあって、

①血液を濾過しておしっこをつくる

②水分やミネラルバランスの調整

③血圧の調整

④酸塩基平衡の調整

⑤造血ホルモンの分泌

⑥ビタミンDの活性化

など、さまざまな働きのある大切な臓器なんです。

 

Q.腎不全(腎臓病)って?

A.短期間でおこる「急性腎不全」と、

ゆっくりと起きてくる「慢性腎不全」があります。

どちらも腎臓の機能が低下した状態のことで、

死に至ることも十分あります💡

 

Q.どんな検査で腎不全(腎臓病)がわかるの?

A.基本的には血液検査尿検査レントゲン検査、超音波検査

場合によっては組織検査や血圧測定や眼底検査もします。

 

Q.腎不全(腎臓病)の原因は?

A.様々

①腎臓に十分な血液が流れてこない
(脱水、出血、血圧低下etc.)

②腎臓の組織が障害されている
(免疫反応、中毒、感染、腫瘍、萎縮、先天性、遺伝性etc.)

③尿路の異常・閉塞
(結石、炎症、腫瘍etc.)

これ以外にも挙げていけばもっとあります 😯

 

Q.どんな症状がでるの?

A.元気消失、食欲低下、体重減少、多飲多尿、脱水、

他にも虚脱、痙攣、下痢、嘔吐、流涎(よだれ)、

口臭、ふらふらする(貧血)など。

特に、慢性腎不全は最初はなかなか気付きにくい!!

 

Q.治療はどんなことするの?

A.急性腎不全は、原因に対しての早急な積極的治療が必要です。

慢性腎不全は、既に75%以上の腎機能が失われている状態なので、

残りの腎機能を温存しつつQOL(生活の質)の維持を目標に治療する。

 

腎臓をケアするための特別な食事(療法食)に変更したり、

老廃物を体外に追いやるための吸着剤や、

薬(ACE阻害薬)の服用や脱水改善のための補液(輸液)

場合によっては造血ホルモン製剤の使用や輸血が必要になることも。

 

Q.予防法は?

A.完全な予防法はありません

そのペットに合ったフードや新鮮なお水(水道水)を飲める環境や

ストレスのない飼育環境づくりなどが基本になります。

また、できるだけ早期の発見・診断・治療が重要になるため

定期健診を行うことをオススメします。

 

「うちの子、もしかしたら腎不全かも…」

少しでも不安に感じている飼い主様がいらっしゃしましたら

お気軽に当院にご相談くださいませ 🙂