病院に行って、聴診した結果、
「心臓に雑音があります。」
なんて言われたら誰だってドキッとしてしまいますよね。((+_+))
上のレントゲン写真:うつ伏せの状態
下のレントゲン写真:横向きの状態
どちらも真ん中に丸く大きく見えているのが心臓です。
(正常の1.5倍程も大きさがあります)
これは、10歳ほどのトイプードルの胸部レントゲン写真ですが、
胸の領域のほとんどを心臓が占めてしまうくらい
心臓が拡大しているのが分かります。
(追加検査にて、心臓の弁がうまく閉まらなくなる病気であることが判明)
さらに、大きくなった心臓に気管が圧迫されるため咳もよく出て、
肺炎も起こしていました。
通常、静かな環境下で聴診器を使い聴診した場合、
「ドックン、ドックン」と聞こえるとすると、
この症例のワンちゃんは、
診察台の上に乗せて聴診器を当てなくとも
「ザーー、ザーー」と心臓の音が聞こえるほどでした。
ここまで重度になってしまう前に、ワンちゃん・ネコちゃんの
定期的な全身のチェック・健康診断を強くオススメします。
もし、心雑音が見つかったとしても、しっかりと検査して
早め早めに手をうっていけば、
十分に生活の質(QOL)を保っていくことだって出来るのです。
春には健康診断シーズンも始まりますので、
気になった方は是非、当院までご相談下さい。(*^-^*)