FullSizeRender

残暑が厳しいですが、ワンちゃん・ネコちゃんはいかがお過ごしでしょうか。

今日はワンちゃん・ネコちゃんの健康診断のご案内です。

 

当院の健康診断は、春(3月下旬~5月中旬)秋(9月下旬~11月初旬)

年2回のシーズンがあります。

春は、フィラリアの検査と一緒に健康診断される方が多く、

秋は、夏の暑さで病院に来られなかった方や冬を前に体調に問題が無いか

チェックしに来院される方が多い傾向にあります。

FullSizeRender

検査センター モノリス社と連携することで、
血液検査では
多くの項目を測定可能。

では、健康診断とは何をするのでしょうか?

 

当院では、一般身体検査(問診、視診、聴診、触診etc.)は必ず行わせて頂き、

また、ご希望の方は、血液検査で内臓機能をチェックしたり

腹部エコー・胸部エコー検査、レントゲン検査、心電図検査、

血圧検査、尿検査、糞便検査、ホルモン濃度測定なども随時承っております。

(料金についてはお気軽にお問合せ下さいませ。)

 

健康な時のデータを定期的にとっておくことは、実は非常に大切なことです。

もし、具合が悪くなってしまったり、病気にかかってしまったときに

健康な状態のデータが無ければ、比較することができませんよね。(^^;)

 

病気の早期発見にも繋がりますし、

ワンちゃん・ネコちゃんと安心して暮らしていくためにも

定期的な健康診断をおすすめ致します♪

その子にあった食生活なんかもご提案できますよ(*^-^*)

 

健康診断シーズンは、院内が混み合いますので、

気になった飼い主様は、早めに当院までご連絡をお願い致します。

エルマン

 

今回は、当院の手術を支える機器のご紹介をさせて頂きます。

販売開始されたのは少し前ですが、現在も、人の医療分野でも使用されている

「サージトロンDUAL(Dual EMC)」エルマン社製

RF(電波)メスを当院では採用しています。

エルマン

コンパクトサイズなのに高性能なんです!!
画像元は株式会社ellman-Japan

 

でも、「電気メス」は聞いたことがあると思いますが、

「RF(電波)メス」って何なのでしょうか(?_?)

 

RF(電波)メスの特徴としては、

高い周波数により組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、
侵襲を抑えた微細な切開・凝固が可能。

②より少ない出力で狭い範囲に熱を集中させることができ、
短時間の温度上昇を生み出すことで、炭化組織を少なく抑える。

③対極板は、ゼリーなどを塗らずに直接使用することができるため、
動物の体温の低下を抑えられる。

④150種類を超える豊富な電極があるため、
症例ごとに電極の使い分けが可能。

 

 

…簡単に言ってしまえば、

「電気メスと違い、高周波を利用することで十分な止血・凝固・切開ができ、

組織を過度に傷つけることなく、動物の身体に対する負担も少ない。」

ということです。(*^^*)

 

そして更に、バイポーラ・クランプ(シーリングデバイス)も

最近発売されたため、当院もすぐに導入いたしました。

これにより、体内に糸を残さずに動静脈を凝固(シーリング)することができ、

より身体に負担の少ない無結紮手術も可能です。

 

 

当院では、

手術時の出血を最小限にすることや、無駄な組織侵襲を減らすことが

動物の身体への負担を軽減し、結果的に、早期の回復へと繋がる

と考えております。

各種手術をお考えの方は、当院にお気軽にご相談くださいませ。

 

62_341_20160725131844.0

以前、「ワンちゃん、ネコちゃんの歯は、どこで診てくれるの?」と

ご質問がありました。

確かに、人間には、

歯のトラブルなら歯科医院、皮膚のトラブルなら皮膚科、

他にも〇〇〇科、〇〇〇専門病院と分かれているのでわかり易いですが、

動物は、もちろん動物病院で診察・治療することができます。

 

また、ここ最近は、当院で歯石除去を希望される患者様が多くいるように感じます。

 

ワンちゃん、ネコちゃんの

①口臭が気になったことはございませんか?

②歯を痛そうにしていませんか?

③歯肉が赤く腫れあがっていませんか?

④歯がグラグラしていませんか?

⑤くしゃみ、鼻水が出たり顔が腫れていませんか?

⑥乳歯が残っていませんか?(8ヶ月齢以上の動物)

こういった症状が当てはまる方は、お気軽にご相談下さいませ。

 

無麻酔での歯石除去や、ガムを噛んでの歯石除去があるようですが、

無麻酔では、痛みが生じたり、動物も術者も怪我をする危険性が生じますし、

そもそも歯が痛ければガムを噛むこともできませんよね。

 

一度、付着した歯石は、そう簡単には取れないため、

当院では麻酔下での歯石除去を行うことで、

普段はなかなか見ることがない奥歯・歯の内側まで

しっかりとケアさせて頂きます!

62_341_20160725131844.0

歯石除去前:上顎第4前臼歯や犬歯に付着した歯石。
それに伴った口臭が認められた。

62_340_20160725133408.0

歯石除去後:歯肉部の炎症に起因する出血が認められるが、口臭も改善。

 

歯石除去をしたからと言ってそれで終わりではなく、

本当に大切なその後のケア方法も丁寧に指導させていただきます。

口(クチ)は、カラダの玄関口でもあるので、綺麗に保つようにしましょうね。