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私は、朝、寒くて何度も目が覚めてしまいます(>_<)

 

しかし、そんなことなどお構いなしに

ぐっすりと寝続ける動物がいました。

 

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毛布の間に潜り込んで気持ちよさそう(゜-゜)

 

当ブログでもちょくちょく登場しているこの動物…

 

みなさんそろそろ覚えて頂けましたでしょうか??

 

 

そうです!!

我が家の愛犬!「にこ」!!

にこのプロフィール

 

 

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この時期になると昼間はストーブの前から一歩も動きません。

というか、心配になるくらいストーブに近い時もあります(゚Д゚;)

そしてストーブが点いていない時も、前を陣取っています。笑

 

火傷などしないように、柵を付けたり、暖房器具を電気のものに変えたりと

早めに対策するしかなさそうだなぁ…(-_-)

 

 

つい先日、

飼い主様の膝の上から焚火に飛び込んだ子猫ちゃんが来院しましたが、

幸い、軽い熱傷で済み、命に別状はありませんでした。

 

しかし、場合によっては、

命を落としたり、重い後遺症が残ることもありますので、

みなさんの家のネコちゃん・ワンちゃんも

冬場の暖房器具の使用には、十分気をつけてあげて下さいね。

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立冬を過ぎ、季節も変わったので、

 

 

 

なんと!!!?

 

 

 

 

気分新たに待合室の本をごっそり入れ替えました!!★(#^^#)

 

検査結果をドキドキしながら待つのはしんどいですし

これで待ち時間に新たな楽しみが増えましたね♪

matiai★最新刊を多数取り揃えました★

 

中には、動物の病気や治療法などが簡単に記載されている本もあり、

獣医師が使うような少し難しい専門用語よりもわかり易いです♪

( 自分ももっとわかり易くご説明しなければなと改めて思いました(;^_^A )

 

そういえば、近頃の猫ブームのためか、

私の行った本屋には犬よりも猫関連の本が圧倒的に多くありましたね。 💡

 

実際、私が東京で勤務医をしていた時と比べると

最近は、当院の患者様も、猫の方が若干多いのかなぁ~と感じます(・∀・)

 

 

寒くなると、消化器系・泌尿器系のトラブルが増えますので

何か気になる症状がございましたら当院までご連絡下さいませ。

もちろん症状が無く、元気なワンちゃん・ネコちゃんも

お気軽にお立ち寄り下さい!(*^_^*)

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今日は、当院に来られた最近の症例の一部をすごく簡単にご紹介します。

 

手術時の画像は掲載しておりませんのでご安心ください (・∀・)

 


CASE 1.

 

犬。15歳。未去勢♂。頻回の水様便(血便)を主訴に来院。

検査を進めていくと、エコー検査やレントゲン検査では胃内異物(石)

両側腎臓内・膀胱内に結石前立腺肥大が認められた。

 

飼い主様とご相談したところ、

・内視鏡での異物除去は大きさ・形から食道等を損傷する可能性も高い点

・切開が大きくなってしまうのは避けたいとのご希望

・いままで尿関係のトラブルは無かった点

などを考慮し、十分なインフォームドコンセントを行ったうえで

胃切開による異物除去のみを行わせていただきました。

 

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写真上:レントゲン検査(右ラテラル像)

写真下:取り出された2つの胃内異物(石)

15歳と高齢でしたが、術後の経過も良好で、

退院後も、食欲もあり快便で、元気に暮らしているそうです(^_^)

しかし、腎臓や膀胱や前立腺は今後も経過観察が必要ですし、要注意です。

 


CASE 2.

 

猫。4歳。去勢♂。血尿・元気消失との主訴で来院。

血液検査では、炎症所見と腎臓に軽度のダメージを受けていることが判明。

エコー検査では、炎症による膀胱壁の肥厚や浮遊物も確認されました。

触診では膀胱もカチカチに硬く圧迫排尿も困難だったので、

尿道カテーテルを設置し、静脈内に輸液をしながら入院となりました。

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写真上:カテーテルから採取された尿(血尿)

写真下:尿沈査から検出されたストルバイト結晶

 

入院中は、膀胱洗浄や、消炎剤、抗生剤、止血剤などを使い、

フードは専用の処方食を使いながら内科的に治療をさせていただきました。

膀胱炎・ストルバイト結晶が原因で血尿あるいは排尿困難、

それによって急性の腎障害に陥っていた症例でした。

 

寒くなると動物は飲水量が減りますが、この症例は、

積極的に飲水量を増やすことで排尿を促し、

膀胱内をキレイに保つことが大事になります。

また、処方食をお湯でふやかして与えてもいいと思います(^^)

 

今回の症例は内科的な治療で落ち着いていますが、

場合によっては膀胱切開よる結石の摘出や、

オスはペニスを取って尿道を広げる手術が必要なこともあります。

 


 

最近はこの他にも、

卵巣と子宮それぞれに大きな腫瘤性病変があり、

それが鼠径部から飛び出ている(鼠径ヘルニア)

など珍しい症例もありました(゜o゜)

 

でも、そんな動物たちが退院して、

後日、元気な表情で飼い主様と一緒にまた病院に来てくれるのを見ると、

なんだか嬉しいですし、とてもやりがいを感じます(#^^#)